Mark McNairy(マーク マクナイリー)ローファーのソールカスタム
こちらのMark McNairyのローファーは、ソール修理と踵が脱げてしまうとご相談頂きました。
修理前の画像を撮り忘れてしまい、お客様からお送り頂いた画像をお借りしました。
レンガ色のダイナイトソールでダブルソールです。
お客様のご希望でレザーソールにカスタムしました。
また、ダブルソールからシングルソールにしました。
シングルソールにした事でだいぶ軽くなり、返りも良くなったと思います。
バレリーナハーフソールも張りました。
そして、踵の脱げ防止で履き口にスポンジを入れて腰裏修理をしました。
元々の履き口のミシン目に合わせて縫い付けてあります。
また、前足部にコルクを敷いて上に革を張りました。中敷きが全敷の靴の場合は、全敷を剥がしてコルクを接着できますが、こちらの靴は半敷でしたので、このようにしました。
コルクを敷くことで、足の甲と靴の甲がぴったりするようにして足が前に滑らないようにし、腰裏修理と併用する事でより脱げを防止できました。
脱げ防止は、他にベロ裏にスポンジを接着し上に革を当ててミシンで縫い付ける方法もあります。
靴をお渡しした際に脱げが解消できたか実際に履いて頂きましたが、軽くなったし良い感じですとお返事頂きました。コルクは履いていると沈んで足の形に馴染みますが、もし履いていてもきつい場合は、コルクの厚みを調整します。