ブーツのキズ補修 & ほつれ縫い & 当て革補修
こちらのブーツは、右足のつま先と左足の踵のキズ補修、左足の踵のほつれ縫い、左足つま先の当て革補修をしました。
before)だいぶ激しいキズがついています。
after)キズが深いところは、パテ埋めをしてから補色しました。
踵のほつれ縫いは、ミシンが入るところまで縫っています。
バイクに乗るお客様で、シフトチェンジで擦れる部分もキズになっていたので、当て革を接着する事で本体を守る事ができる事をご提案の上、補修しました。形は、角をもっと丸くするか、画像の四角にするかのどちらかで選んで頂きました。ミシン目は、飾りミシンなので、接着のみで本体には縫い付けていません。
キズ補修する際にパテ埋めし、ヤスリで削って表面をなだらかにした後で補色しますが、その時に顔料を使うため、どうしても革の風合いが変わります。
特に革の色が褪せている場合、片足だけキズ補修すると色合いと風合いが異なるため、気になる場合は、両足補色する事もできます。
今回は、画像を撮った後に左足つま先に同じような色の靴クリームとワックスを少量つけて磨きましたので、もう少し色と艶が出ています。