靴えらびの前に・・・

靴選びの事を書く前に、足の事について少し前置きしたいと思います。
まず、私達の体重を支えている足って、どのくらい負担がかかっているのでしょう。
歩いた場合、体重の1.5倍、走ると3倍の重さがかかるといわれています。
つまり、体重50キロの方ならば、歩くと75キロ、走ると150キロかかるという事になります。
あの小さな面積で、かなりの衝撃を受けている足・・・。
その衝撃を吸収するクッションの役割をしているのが、足の裏にある3本のアーチです。
アーチとは、靭帯が弓型になっているところの事です。
このアーチが、バネの役割をして、歩いたり走ったりという動作をサポートしている
と言われています。

第1のアーチ→土踏まずの部分。
ここがゆるむと、俗に言うへんぺい足の状態。逆に高いとハイアーチといわれています。
衝撃を吸収するはずのアーチがゆるんだり、高すぎたりすると、足が疲れやすかったり
ハイアーチの方は、つま先と踵に負担がかかりやすくウオノメが出来てしまったり・・・。

第2のアーチ→親指の付け根から小指の付け根にかけて
このアーチがあるおかげで、足の人差し指・中指・薬指が少し浮いている状態になり、
その付け根をテコとしてこれらの指が動かせる状態になっています。
歩いたり走ったりする時、地面をつかんだり蹴りあげたりする指の動きを
しやすくしているわけです。
ここがゆるむと、テコの原理がつかえなくなってしまうため、指の動きの妨げに。
また、ゆるむことで、親指付け根と小指付け根までの幅が広がったようになるため、
親指付け根部分が靴にあたり負担をかけてしまい、俗にいう外反母趾に・・・。
第3のアーチ→小指の付け根から外くるぶしの手前まで
歩く時の体重移動に関わっているアーチ。
このアーチがゆるんでしまうと、スムーズな体重移動ができず、小指に負担がかかってしまい
タコやウオノメができてしまったり・・・。
人間の体の骨200本のうち、約50本がくるぶしから下の足の骨です。
体積が小さい割に足の骨の数が多いのも、それだけ足に負担がかかっているからだそうです。

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