小さな虫達の大きな世界

東京には、個性的な博物館・美術館が多々ある。
いわきに戻る前に、行っておきたい場所が自分の中で何カ所かあった。
その中の一つに目黒にある「目黒寄生虫館」があった。
趣味の合う女友達と2人で行ってみた。
日曜の午前中。しかも天候は雨。にもかかわらず館内が、家族連れとカップルで
賑わっており、驚いた。そして、入館料は無料。募金箱が設置されていた。
戸惑った。・・・・・・気持ちを箱に入れて、早速展示物を観て回った。
ザワザワ鳥肌がたちっぱなしだった。細かな小さなものが集合すると何であんなに
気持ち悪いのだろうか・・・。アンディウォーホルのスープ缶は集合しているけど
気持ち悪くはない。集合させるものによるんだな。
とにかく目が離せない虫達がいっぱいだった。また、売店で販売している商品も
ここでしか手に入らない品で魅力的だった。私は、寄生虫がデザインされた定規を
購入。「はらのむし通信」もかなり気になったが、かなり悩んだ挙句、購入しなかった。
友人は、寄生虫Tシャツを買って満足げだった。
寄生虫というと、害をあたえる悪いやつというイメージがあったが、(もちろんそういうヤツも
いるが)、寄生虫は、家と食べ物をもらっている貸主には、害を少なくするように
進化しているという事を知って、こんな小さな虫達がそんな巧みな生き方をしているなんて
スゴイ!!!と思った。
最近、鼻の下にヘルペスができた。
ヘルペスはウイルスが原因で起こるものだそうだ。
ウイルスは、自分では子孫をつくることができないから、他の生き物の細胞の中に入り込んで、
その細胞の材料を拝借しながら自分の子孫をつくり出していくのが感染で、誕生した多くの
子孫達が、やがて細胞を出て、次々と新しい細胞に感染していくそうだ。
寄生虫と似ていると思った。でも、寄生虫はひっそりしていた、例えば、魚のエラの中とか
探さないとどこに居るのか分からない。控えめだ。
私のヘルペスは、害もあたえ、ものすごく存在を主張している・・・。なんで、鼻の下なんだろう。
カトちゃんケンちゃん世代の人には、ばかにされるし・・・。
もう少し、貸主に気をつかってもらいたいものだ・・・。
財団法人目黒寄生虫館
http://kiseichu.org/

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