FRANK THOMAS(フランクトーマス)のソール剥がれ
こちらのFRANK THOMASのレディースブーツは、片足、ソールが剥がれ、シャンクも外れています。
見た目には、片足しか剥がれていませんでしたが、片足剥がれているという事は、ほとんどの確率でもう片足も剥がれます。今回もやはり、もう片足も手で簡単に剥がれました。
途中、写真を撮り忘れましたが、錆びていたシャンクを交換し、念のためコルクをつめて両足、ソールを圧着しました。
ソールは、接着する前に古い接着剤を取り除き、バフ掛けしてキズをつけ、靴の裏にはコルクを接着してからソールを圧着していますが、接着面が少ないのと接着しにくい材料なので、いつかまた剥がれます。
剥がれる度に圧着するか、それが嫌な場合は、ソールを完全に新しく交換する方法(ウェルトをつけ、ミッドソールを縫い付けてから新しくソールを接着する)があります。
他にアキレス腱あたりがブーツの履き皺で痛いそうで、革を柔らかくするスプレーをかけて揉んでから、皺を伸ばすようにブーツの筒に厚紙を入れて横にしておきました。
最後に革に栄養を与えるローションと靴クリームで磨きました。