UGGトングサンダルの中敷き張り
こちらのUGGトングサンダルは、中敷き部分が、色褪せてしまったとご相談頂きました。
型紙を取り新しく上から革を接着し、側面部分は、補色しました。
トングサンダルの場合、新しく張る革は、トング部分を通すためにどこかに切り目を入れる必要がありますが、上から見た時に隠れる部分に入れるため、ほぼ目立たないと思います。
今回は、親指側のベルトの下あたりに切り目を入れました。
革は、長く日光に当たっていると退色します。例えば日当たりの良い玄関やベランダに革のサンダルや革靴を置きっぱなしにしておくと、日光が当たっている部分だけ退色しますので、日陰に置くようにしましょう。なお、サンダルは、中敷き面が露出しており外で日光に当たるため退色しやすいです。
また、サンダルは、素足で履くことが多いので、汗の他に皮脂や角質そして砂ぼこりもつきやすいです。そのままにしておくと汚れが蓄積して菌が繁殖したりカビが生えたりしますので、時々、お手入れして綺麗にしておくと良いです。
個人的にスムースレザーとスエードの中敷きは、コロンブス レザーキュア カビ用ミストをいらない布にスプレーし汚れを拭き取ります。カビ用ミストなので防カビにもなります。もしくは、タラゴ ユニバーサルクリーナーを使用したりもします。
そして、一日履いたら連続して履かずに一日以上陰干しして、しみ込んだ汗を乾かすようにしましょう。
連続して履くと、サンダルや靴がずっと汗で湿ったままの状態になり雑菌も繁殖しやすく、サンダルや靴を傷め、人にも良くありません。
とは言え、中敷きは汚れやすいところではあります。お手入れしても汚れが取れない時は、交換したり上から新しい革を張り、綺麗な状態で履く事をお勧めします。